毎月のコラム 今までのものをまとめました。
●1月 ●2月 ●3月 ●4月 ●5月 ●6月 ●7月 ●8月 ●9月 ●10月 ●11月 ●12月
●1月 Ver.01
いまや国民病と言われている花粉症。日本人の25%が春になるとくしゃみ、鼻水、鼻づまりで悩まされています。今年は2月10日頃からスギ科の花粉飛散が始まる見込みです。総飛散量は昨年並みか、やや少なくなると予想されていますが、快適にこのシーズンを乗り切りたいですよね。その為には、1月頃より予防的に薬を服用し始めると、いざ花粉症の季節になった時、症状が軽く済みます。花粉症の症状が出てから治療を始めても薬が効きづらいです。今年は、是非、早めに治療を開始しましょう。
●1月 Ver.02
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新しい年の始まり、皆さんの手はかさかさ荒れていませんか?特に家事で忙しい主婦の方、パソコン、書類に囲まれてお仕事をされている方は指先が荒れやすいですよね。冬場は気温と湿度が低下し乾燥するため肌の水分が奪われ、また刺激により角質が破壊され、皮脂が減少するために肌荒れが生じます。肌荒れがひどくなると、湿疹やかゆみが生じたり、皮膚が割れて痛む事もあります。そうならないためにも、こまめにクリームやローションを塗り、手を守ってあげましょう。
今年一年間、皆様が健康に過ごせますよう職員一同、心よりお祈り申しております。
●1月 Ver.03
寒さ厳しくなりましたね。体調を崩したり、風邪を引く人が増える時期です。寒さに負けないようにするには、身体を温めて、抵抗力をつけることです。食生活が大切になりますので、以下の事に気をつけながら、食事を摂りましょう。
①肉・魚・卵などのたんぱく質をたくさんとりましょう。
たんぱく質は、身体を作る大切な栄養素です。代謝を良くし、身体をじっくりと温める働きがあります。
②エネルギーを十分とりましょう。
炭水化物、脂肪は身体を動かす燃料になります。脂肪は少しの量でたくさんのエネルギーになるので、身体を温めます。
③ビタミンをたっぷりとりましょう。
ビタミンAは、鼻やのどの粘膜を強くし、ウイルスが入るのを防ぎます。ビタミンCはウイルスを外へ追い出す働きがあります。
④毎日朝ご飯を食べましょう。
朝ご飯を食べると、噛むことや、食べたものを吸収するために、内臓が動き出し、身体を中から温めます。気温も体温も下がっている朝は、しっかりと朝ご飯を食べましょう。
⑤温かい食べ物、料理で身体の中から暖めましょう。
冬に美味しい野菜や魚介を使った温かい鍋物やスープなどで身体を温めましょう。
今年1年、健康に過ごせますように。
●1月 Ver.04
最近、吐いて、下痢をする、感染性胃腸炎の患者様が多くなってきました。感染性胃腸炎はノロウイルスやロタウイルスなどに感染することで、胃や腸に炎症を起こし、吐き気や嘔吐、下痢、腹痛、発熱が起こります。通常、これらの症状が1~2日続いた後、軽快しますが、症状が消えても数日~1か月くらいまで糞便とともにウイルスが排出されます。
感染性胃腸炎にならないためには、石鹸で30秒以上手をしっかり洗いましょう。また嘔吐物や、糞便には直接触らずに、必ず使い捨ての手袋やマスクを着用して処理しましょう。汚染された場所や衣類は、消毒をしてください。消毒液は、2リットルのペットボトルに、漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム入り)をキャップ2杯分入れて作ってください。もし、感染性胃腸炎になってしまったら、無理をせず、ゆっくり休養して、こまめに水分を補給しましょう。そして、早めに医療機関を受診されるようにしてください。
●1月 Ver.05
私たちの身体を支える筋肉は、運動による刺激と食事から摂取する栄養により作られ維持されています。ところが筋肉量は40歳ころより少しずつ減り機能も衰えていきます。これをサルコペニア(加齢性筋肉減少症)と呼びます。筋肉量の減少や筋力低下は、身体を思うように動かしにくくなったり転びやすくなる等、日常生活に影響します。特にお年寄りでは、活動量低下→食欲低下→食事量減少→栄養不足で筋肉量が落ちる→さらに体が動かしにくくなる という、悪循環に陥ってしまいます。
寒い冬、暖房や炬燵のある部屋から抜け出して、ウォーキングをしませんか。筋力を維持して、いつまでも自分の足で歩き、健康寿命が伸ばせるようにしましょう。
●2月 Ver.01
日本人に長く愛飲されている日本茶は、古来から「養生の仙薬」と呼ばれ、経験的に病気予防の働きがあることが知られています。最近は渋味成分のカテキンに抗ウイルス作用が あるとされています。普通に飲むだけでも口の中や、喉が殺菌されますが、カテキンたっぷりの渋い緑茶でうがいをすると、インフルエンザウイルスが細胞に吸着する部位にカテキンがつくことで風邪やインフルエンザの予防となります。しかし、規則正しい生活や、バランスの取れた食事が風邪やインフルエンザの一番大切な予防である事をお忘れなく!
●2月 Ver.02
2月14日はバレンタインデーですね。受付には、ラブラブな鳥のカップルが、そしてロビーにはチョコレートの木が登場し、院内は甘い香りでいっぱいです。診察室からは筑波山が望め、毎日違う表情を見せてくれます。この日は、朝靄がかかり、ちょっぴり幻想的でした。
花粉症シーズン到来!なるべく花粉と接触しないようにしましょう。
1.晴れて風のある日は、外出を控え、布団や洗濯物は外干ししないようにしましょう。
2.花粉が付かないように、帽子、マスク、眼鏡を着用し、表面がすべすべとした服を着ましょう。
3.帰宅時は、玄関で衣類や髪をよく払い、洗顔、うがいをし、鼻をかみましょう。
4.窓や戸を開けっ放しにするのは、やめましょう。
5.まめに部屋の掃除をしましょう。
6.ストレスを避け、十分な睡眠をとり、規則正しい生活を心がけましょう。
花粉症の方にはつらい日々ですが、お薬で快適に過ごせるかもしれません。どうぞお気軽にご相談ください。
●2月 Ver.03
毎年、花粉症に悩まされていませんか?くしゃみ、鼻水、鼻づまりに目のかゆみ。とても辛く、日常生活に支障が出る事もしばしばですね。このような方には、症状が出始める前から治療を始める「初期療法」がお勧めです。お住まいの地域の「花粉飛散開始予測図」等をチェックして、花粉が飛び始める1~2週間前からお薬を開始する治療です。これにより、症状が出る時期を遅らせ、花粉シーズンの辛い症状を軽くし、症状の終了を早める事が出来ます。ただし、症状が軽くなったからと言って、花粉シーズン途中でお薬をやめてしまうと、症状が悪化しますので、花粉シーズンは服用し続ける事が大切です。今年の花粉飛散は、例年並との事です。症状が出現する前の早めの治療で、花粉シーズンを乗り切りましょう。
●2月 Ver.04
寒い毎日ですね。現在、インフルエンザが流行中です。
インフルエンザに罹らない、うつらない為にも、
・外出後は、手洗い、うがいをしましょう。
・室内では適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。
・十分な休養と栄養を取りましょう。
・人ごみや繁華街への外出を控えましょう。外出時にはマスクを着用しましょう。
また、突然の高熱など「インフルエンザかな?」と思ったら、早めに医療機関を受診しましょう。病気になってから48時間以内であれば、インフルエンザウイルスの体内での増殖を防ぐ治療が可能です。
もし、インフルエンザに罹ってしまったら、一般的に7日間はウイルスを排出するといわれてます。その間は、外出を控えましょう。
●2月 Ver.05
風邪の季節となりました。予防には、
1。手洗い
手は、いろいろなところに触れるので、気が付かないうちにウイルスがいっぱいついています。石鹸を使って、こまめに手を洗いましょう。
2。うがい
風邪のウイルスは空気とともにのどから侵入してきます。体の奥に入り込む前に、うがいで洗い流してしまいましょう。
3。マスク
咳、くしゃみが出る人は、マスクをして周りにウイルスが飛び散るのを予防しましょう。
4。ポケット
必要な時にハンカチやティッシュがすぐに取り出せるように、ポケットのある服を選びましょう。
5。食べる
普段から色々な物をバランスよく食べましょう。風邪予防には、タンパク質、ビタミンA、ビタミンCが効果的です。
6。睡眠
体の疲れを取り、風邪と戦う体力をつけるには、夜しっかりと眠ることが大切です。
7。運動
体を動かして遊ぶことで、風邪と戦う体の働きや体力が高まります。
8。換気
部屋の空気を入れ換える時は、2か所窓を開け、空気の通り道を作りましょう。
9。温まる
体が温まると、体全体の動きが活発となって、病気と闘う力がしっかり出来ます。
10。楽しみ
楽しい!という気持ちは、病気と闘う免疫力を高めるといわれています。たくさん笑いましょう!
普段から、病気に負けない体になるように意識して生活しましょう。
●2月 Ver.06
寒さ厳しい冬は運動不足で太りやすくなるうえに、飲酒や塩分摂取の機会が増えるため、血圧が上がり、血栓ができやすくなる傾向があります。又、寒さで体温の発散を防ごうとして血管が収縮し、血圧が上がりやすくなります。こんな季節は心臓病や脳卒中などの病気に気をつけましょう。心臓や血管に負担のかかる季節は、血圧の急激な上昇に注意が必要です。外出時は急に冷えないようにしっかり防寒対策を。特に朝は血圧が上がり始める時間帯です。家の中でも脱衣所やトイレなどを暖めておき、寒暖の差を作らないことが大切です。飲酒は適量を守り、食べ過ぎて太らないように気をつけてください。春の到来が待ち遠しいですね。
●2月 Ver.07
睡眠時間は、赤ちゃんの頃は約16時間、20歳では8時間。その後40歳までの20年間で30分減少し、65歳になると6時間程度と言われています。睡眠には、脳を休ませたり、記憶を定着させる働きがあります。また、深い睡眠時に成長ホルモンを分泌することにより、疲労回復や、皮膚などを再生させる働きもあります。このように睡眠には大事な働きがあるのですが、夜遅くまで起きていたり、寝る間際までゲームやスマホを操作する現代の生活スタイルが睡眠の質を低下させる原因となっています。また、糖尿病、高血圧、夜間頻尿、慢性閉塞性肺疾患、逆流性食道炎、睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群などの病気は不眠になりやすいです。うまく眠れない時は、朝は太陽の光を浴びて脳を活性化して、寝る前にはまぶしい光を避けて脳を鎮静化してみましょう。それでも眠れないときは、病気が隠れていることがあるので、かかりつけ医に相談しましょう。
●3月 Ver.01
日焼けにご注意!
「日焼けは夏」と思っていらっしゃる方が多いですが、春から紫外線量が多くなります。小麦色の肌は健康的で美しく見えますが、しみ、そばかす、皮膚がん、白内障などさまざまなトラブルを発生させる事があります。できるだけ日焼け予防をしましょう。
●3月 Ver.02
糖尿病、癌、心臓病、脳卒中などの生活習慣病にならないためには、子供の頃から良い生活習慣を身につけておくことが大切です。和食は主食のお米を中心に、お魚、お肉、野菜、果物など、さまざまな食材を組み合わせた食事で、炭水化物、たんぱく質、脂質のバラが整った理想的な食事と言われています。また、朝ご飯を食べない、運動をしない、好き嫌いが多い、スナック菓子や清涼飲料水をよく摂る、睡眠不足など日ごろの生活を見直す事も必要です。もう一度、自分の食生活や日常生活を見直して「日本型食生活」を実践してください。
●3月 Ver.03
私たちの人生の約30%を占める眠りの時間。私たちは眠る事で脳の疲れを癒し、眠りは心身の疲労を回復して、ストレスを解消してくれます。睡眠中は免疫力や治癒力も高まります。質の高い眠りを得るためには、まず朝は太陽の光を浴びましょう。そして、朝食をきちんと食べましょう。これで体内時計がリセットされ、夜の眠りまでの一日の新しいリズムが動き始めます。日中はなるべく身体を動かすように心がけましょう。昼食後にちょっと眠気を感じるのは体のリズムのためです。少しまどろむと、また午後から元気に仕事に戻る事が出来ます。ただし夕方16~19時は疲れていても仮眠してはいけません。ここで仮眠してしまうと、夜の眠りに悪影響です。帰宅後は、ぬるめのお湯に15分ほどつかったり、間接照明のような刺激の少ない穏やかな光で過ごすことが眠りの質を高める効果的方法です。夜はぐっすり眠り、明日への英気を養いましょう。
●3月 Ver.04
もうすぐ花粉症の季節がやってきます。今年は、例年よりも飛散する花粉の量が少ないと言われています。花粉は人間の体にとって、特に悪いものではないのですが、体を守る仕組みである免疫が花粉を悪いものとみなして、鼻水やくしゃみ、涙で外へ追い出そうとします。以前は大人の病気と言われていましたが、今では花粉症デビューの年齢は平均7.4歳だそうです。花粉症の予防にはマスクが有効です。マスクをすると、吸いこむ花粉量を3分の1から6分の1に減らせます。また花粉が付きやすいのは、顔や手なので、外から帰ったら、うがいをしたり顔を洗ったりしましょう。花粉症の症状が出る前にアレルギーを抑える薬を服用すると、つらいシーズンを楽に過ごせる治療もあります。3月は、寒さが緩み暖かくなり、また転勤、卒業など環境が替わる月です。皆さん、どうぞお体を大切にお過ごしください。
●3月 Ver.05
今年は、花粉の飛散量が多いと予測されています。花粉症は、以前は大人の病気と言われていましたが、今では花粉症デビューは平均7.4歳だそうです。
花粉は人間の体にとって特に悪いものではないのですが、体を守る仕組みである免疫が花粉を悪いものとみなして鼻水やくしゃみ、涙で外に追い出そうとするからです。マスクをすると吸いこむ花粉量を3分の1から6分の1に減らせます。又、花粉が付きやすいのは、顔や手なので、外から帰ったら、うがいをしたり、顔を洗ったりしましょう。又、アレルギー反応を抑える薬や、症状を和らげる薬もありますので、お困りの方は医師にご相談ください。3月は、寒さが緩み暖かくなり、また転勤、卒業など環境が替わる月です。皆さん、どうぞお体を大切にお過ごしください。
●3月 Ver.06
人の鼻では侵入してきた物質を自分以外の物と判断すると、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が出てくる病気をアレルギー性鼻炎と言います。花粉症はアレルギー性鼻炎のひとつです。花粉症は国内では約60種類あります。そのうち春の杉、ヒノキ花粉症が日本では最も多くみられます。親のアレルギー体質は子供に受け継がれることが多いようです。両親や、兄弟にアレルギーがあると、アレルギー性鼻炎が起こりやすいと言えます。ただし、アレルギーを引き起こす原因物質には個人差があります。また、すべてが遺伝によって決まるわけではなく、様々な生活環境も影響します。
つらい症状は、日常生活での注意や治療で症状を軽くすることができます。外出するときは、帽子、メガネ、マスクなどを身に着け、コートはツルツルした素材のものを選びましょう。外から帰ってきたら、玄関で洋服についた花粉を払って室内に持ち込まないようにしましょう。部屋に入ったら、洗顔やうがいをして、体についた花粉を洗い流しましょう。
●3月 Ver.07
コロナ、インフルエンザ、風邪、寒い等の理由で家にこもりがちになっていませんか?まだまだ外出に抵抗感があるかと思いますが、動かない事で足腰が弱ってきてしまいます。人混みを避けて散歩をしてはいかがですか。春を見つけながら歩くと心も晴れやかになると思います。マスク、手洗い、うがいなどの基本的な感染対策をしながらお出かけください。
●4月 Ver.01
道端でタンポポの笑顔に出会う季節となりました。四月は何かと環境が変化し、体がストレスを受ける時期です。体の抵抗力を高めるために、特にビタミンCが大切となります。生で丸ごと食べられる苺、レモン、オレンジ、キウイなどはビタミンCを豊富に含んでいますので、食後にいただく習慣をつけると良いでしょう。特にストレスが多い方、煙草を吸われる方は、ビタミンCを意識してたくさん摂るようにされると、体調が良くなるはずです。
みなさん、食生活を見直してみてはいかがでしょうか?
●4月 Ver.02
春は気温の変化が激しく、また進学、就職など環境変化のため、疲れやすい季節です。そのため、夜、上手に入浴をして、上質な眠りに付き疲労を回復させる事が大切です。入浴は、生理学的に運動と同じで、交感神経の働きが高まるので、身体を興奮状態にします。
では疲れない入浴法は何でしょうか。40℃以下のぬるま湯に15分間つかるのがよいとされています。15分程度ならば、疲労度はさほど上がらないからです。また手先を温めると交感神経の働きが活発になりやすいので、できるだけ手先は浴槽から出して温めないほうがよいです。そして入浴前後の急激な温度変化は身体に負担をかけます。脱衣室に小型の暖房機を置いたりして、浴室との温度差を小さくしましょう。入浴は発汗を伴いますので、水分補給もお忘れなく!
●4月 Ver.03
お口の中が口内炎で痛くて困った事は、ありませんか。口内炎は、間違って噛んでしまった、熱い物を食べた時にもなりますが、その他ビタミン不足、疲労やストレスなどによる体力低下や口の中の不衛生でも生じます。口内炎を生じないためにも、偏った食事をせず、ビタミン(A,B2,B6,ナイアシン)を多く含む食事を摂りましょう。具体的には 、牛乳、鶏卵、納豆、うなぎなどを使ったお料理がお勧めです。そして夜更かしは避け、規則正しい生活を送り、食後は歯磨きをして口の中を清潔に保ちましょう。また、早く治りたい方には、歯科医院でのレーザー治療がお勧めです。歯医者さんに御相談ください。
●4月 Ver.04
春のそよ風とともに、薄着となり、体型が気になりませんか?肥満とは、脂肪の多すぎる状態をいいます。脂肪には、皮膚のすぐ下について指でつまむことができる皮下脂肪と、腹筋の内側にある内臓の隙間を埋めるようについて、外見からはわかりにくい内臓脂肪があります。肥満かどうかは、身長と体重から計算するBMIによって判断します。
体重㎏
BMI= ―――――――
身長m×身長m
BMIが25以上が肥満とされています。
見た目が小太りでBMI25を超えていなくても、血圧や血糖値が高く、糖尿病や心筋梗塞など生活習慣病にかかりやすい人は、内臓脂肪が多いことがわかってきました。つまりBMI25未満でも、内臓脂肪の多い小太りの人は肥満の可能性があります。
内臓脂肪は腹囲を測ることで自覚することができます。男性は85センチ以上、女性は90センチ以上の腹囲がある場合は、内臓脂肪型肥満の危険性があります。運動不足や食べ過ぎなどの生活習慣の影響を受けやすい内臓脂肪は、つきやすく取れにくい性質があります。生活習慣が悪いとついてしまいますが、ウォーキングや階段を積極的に利用したり、間食をやめて腹八分目を心掛けたり、毎日のちょっとした工夫で減らすことができます。
小太りくらいと安心せずに、隠れ肥満症、内臓脂肪型肥満に注意しましょう。
●4月 Ver.05
みなさん、朝ご飯を食べていますか?朝食を摂るくらいなら寝ていたい。。。という方は、いらっしゃいませんか?朝食を食べると、就寝時に低下した体温を上昇させて身体を活動状態にする、脳へのエネルギー補給で勉強や仕事の能率が上がる等、良いこと尽くめです。
一方、朝食を食べずに一日の食事回数が減ると、肝臓での中性脂肪やコレステロール合成が増大し、肥満や脂質異常症の原因になることもあるとされています。
4月新年度のスタートに、少し早起きをして、食べる時間を作る、手軽に食べられる朝食を準備しておく等の工夫をしてみてはいかがでしょうか。
●5月 Ver.01
皆さんは睡眠時間を十分に確保できていますか?睡眠時間が減ると糖尿病や高血圧などの生活習慣病の危険を高め、身体の老化が進み、免疫力が低下する事をご存知ですか?睡眠時間が少なくなると、血糖を下げるインスリンの分泌が悪くなり血糖が上昇したり、夕方も交感神経の活動が高まっているので血圧が上昇しやすい状況となっています。また副腎皮質ホルモンが夜になっても分泌が多い状態が続き肥満となりやすい状態です。子供などは知的能力が低下し、いらいらしたり、学業生成の低下へつながるとされています。こうならないためにも、毎朝早起きをして、朝食をしっかりと摂り、日中は日の光を十分に浴び、身体を動かすようにして8時間以上の睡眠時間を確保するようにしましょう。●5月 Ver.02
新緑が目に鮮やかな季節となりましたね。クリニック周辺では、麦の穂が実りだし、また田植えも終わり、夜はかえるの合唱が聞こえます。
皆さんは、ゴールデンウイークでリフレッシュして、エネルギーを充電できましたか?
なんだか億劫だ、気が重たいとおっしゃる方はいらっしゃいませんか?これはいつも頑張ってしまうために心と体が空回りして、一時的に強いストレスに陥っている可能性があります。こんなときは、焦らずに、思い切って睡眠時間を十分にとったり、好きな事で気分転換をしたり、お友達とおしゃべりをしたりしてみましょう。きっとまた、元気が出ますよ。
●5月 Ver.03
新緑が目に美しく、お散歩が楽しい季節となりました。皆さんは、歩く時、魚の目で痛い思いをされていませんか?魚の目は、サイズや形の合わない靴を履いたり歩き方の癖で、同じ場所が繰り返し刺激されることが原因で起こります。魚の目は、角質が皮膚の内側に向かって楔のように深く食い込んでいるのが「たこ」との違いです。ですから、魚の目を押すと芯の部分が神経に触れるため痛みを生じます。見た目が魚の目に似ているため「魚の目」と呼ばれていますが、本当は「鶏目(けいがん)」が正しい名称です。治療はスピ ール膏を貼って角質を柔らかくして徐々に削り取ったり、液体窒素を当てたり、電気メスで焼いたり、レーザー照射を行います。魚の目の再発予防のため、出来るだけ足に負担の少ない靴を履き、姿勢を正しく、身体の左右のバランスを良くして歩きましょう。
●5月 Ver.04
春から、新しい環境のもと、生活を始められた方も多いことと思います。疲れがたまり、体の調子が悪くならないようにするためには、どうしたらよいでしょうか?
まず、十分な睡眠をとりましょう。一日中、勉強をしたり、遊んだり、仕事をして疲れた体や脳を休めるためには、ぐっすり寝ることが大切です。寝ている間に体の成長や働きに必要なホルモンがたくさん出たり、病気と闘う力を強くします。ぐっすりと眠るためには、毎日だいたい同じ時刻に寝て、同じ時刻に起きること、寝る前にパソコンやテレビを見ないことが大切です。
次に、バランスの良い食事をとりましょう。ガソリンや電気などの燃料がなければ自動車を走らせることができないように、食事をとらないと、脳や体は力を発揮出来ません。食事は1日3回、きちっと摂りましょう。色々なもの、特に旬な物を食べましょう。また朝ご飯は大切です。朝ご飯を食べると、脳の体内時計にスイッチが入り、体温が上がって脳や体がスムーズに動き始めます。朝ご飯を食べると、お腹が刺激されて動き出し、便が出やすくなります。トイレに行きたい感じがなくても、朝ご飯の後にはトイレへ行きましょう。毎日繰り返していると自然に排便のリズムができてきます。
リズムの整った音楽を聴いていると心地よい気持ちになりますよね。私たちの体も音楽と同じです。基本となるリズムをしっかり整えて、毎日元気に過ごしましょう。
●6月 Ver.01
皆さんは毎日朝ご飯を食べていますか?朝ご飯を食べる事は、身体にとって空腹を満たすだけではありません。便通がよくなる、記憶力や集中力が高まるなどのよいことがたくさんあります。朝ご飯をしっかり食べるためには生活のリズムを整える必要があります。夜更かしをしてしまう。夜遅い時間に食事をする。朝は出かけるぎりぎりまで寝ていたい。
朝ご飯は菓子パンや栄養補助食品などで済ませてしまう。午前中は集中できなかったり、身体に力が入らない。このような方は要注意です。寝る時間を30分早めて、朝起きる時間を10分早めてみるなど小さなことから変えてみましょう。Let’s早寝早起き、朝ご飯!朝ご飯を食べて、元気に一日を過ごしましょう。
●6月 Ver.02
これから梅雨に入り、じめじめとした陽気が続きますね。初夏から秋にかけては、食中毒が多くなります。細菌やウイルスが食べ物と一緒に体内に入ることで食中毒が引き起こされます。細菌、ウイルスを「付けない」「増やさない」「やっける」ポイントをまとめました。どうぞご家庭でも実践されてください。
1.できるだけ新鮮なものを購入し、すぐに冷蔵庫で保管しましょう。
2.冷蔵、冷凍中でも細菌は死にません。なるべく早く使い切りましょう。
3.調理をする前には、手を洗いましょう。また生の魚、肉、卵を触ったら、必ず手を洗いましょう。熱湯、煮沸、漂白で殺菌、消毒をして、お台所を清潔に保ちましょう。
4.調理の際は、充分に加熱しましょう。
5.ちょっとでも怪しいと思ったら、捨てましょう。
●6月 Ver.03
睡眠は健康を維持する上で、とても重要な事です。睡眠時間を平均8時間とすると、人間は1日のうち1/3を、人生の1/3を寝て過します。睡眠は身体の疲れをとるためにも、脳を休めるためにも必要です。睡眠不足になると、集中して考える能力が低下したり、やる気が出なかったり、いらいらしたりと悪い事ばかりが起こります。眠れないからとアルコールを飲んでしまう方がいらっしゃいますが、習慣化するうちに量が増え、肝障害やアルコール依存となる心配があります。眠前に牛乳を飲んだり、ゆっくりと入浴をしたり、室内の照明をダウンしたりして、寝る1~2時間前からリラックスしましょう。それでも眠れない方は薬による治療を考えましょう。睡眠薬は正しく使えば有用です。かかりつ けの医師に御相談ください。
●6月 Ver.04
お腹が空く、という事はどういうことでしょうか?空腹は全身のエネルギー代謝がマイナスになり、このままでは体重が減ってしまうと脳が判定した時に生み出されます。食欲は体重を減らさないためのメカニズムです。私たちの体重は常に一定に保たれる仕組みになっています。体重が増えれば食欲は減少し、逆に減った時は食欲が増進し元の状態に戻そうとします。脳の視床下部に満腹中枢と摂食中枢があり、レプチン、グレリンというホルモンとニューロンによって脳へ指令が伝えられ食欲がコントロールされている事が科学的に判明してきました。しかし、食欲は心に深く関連したものであり、心の健康を保つ事が体重コントロールに必要です。上手く心をコントロールし、肥満や、逆に痩せ過ぎとならないように注意しましょう。
●6月 Ver.05
日焼けにご注意!
「日焼けは夏」と思っていらっしゃる方が多いですが、春から紫外線量が多くなっています。
小麦色の肌は健康的で美しく見えますが、しみ、そばかす、皮膚がん、白内障などさまざまなトラブルを発生させる事があります。
できるだけ日焼け予防をしましょう。
●6月 Ver.06
6月は梅雨の季節です。この季節は私たちにとって、じめじめ・ムシムシとした過ごしにくい日が続きます。しかしカビやバイ菌は活発に働くようになり、食中毒が起こりやすくなります。食中毒予防の基本は、手を洗うことです。石鹸を使って、洗い残しがないようしっかり手を洗いましょう。
【食中毒予防の3大ポイント】
1. 菌をつけない。
石鹸を使ってきちんと手を洗いましょう。まな板、包丁は、肉や魚を切った後もよく洗いましょう。
2. 調理した後は、時間がたつほど菌が増えやすくなるので、すぐに食べるようにしましょう。買った食材は、冷蔵庫にしまうなどして正しく保管しましょう。
3. 菌をやっつける。
加熱するときは、食材の中心温度が75℃以上となるよう、しっかり過熱しましょう。
●6月 Ver.07
梅雨の季節です。この季節は私たちにとって、じめじめ、むしむしとした過ごしにくい日が続きます。しかし、カビや細菌は活発に働くようになり食中毒が起こりやすくなります。食中毒予防の基本は「手を洗うこと」です。そのほか、肉や魚を切った包丁やまな板はよく洗い、加熱処理をきちんとして食べる、調理した料理はすぐに食べる、食材は冷蔵庫にしまうなど正しく保管するなど衛生面に気を付けましょう。
●7月 Ver.01
夏風邪にご注意!
梅雨に入り、体調を崩されて受診される方が多くなってきました。夏風邪は、高い気温や湿度を好むウイルスによることが多く、症状が徐々に進行して長引く傾向にあります。
*咽頭結膜炎(プール熱)
のどの強い痛み、目やにが出て39℃前後の高熱が3~5日間続きます。アデノウイルスによる。
*ヘルパンギーナ
口の中に、水泡や、口内炎ができ、39~40℃の急な熱が出ます。コクサッキーウイルスによる。
夏風邪は、手から手へ、手から口へと感染するので、手洗いが大切です。また帰宅後は、すぐに冷房をかけてしまうと、急激な温度差のために自律神経の働きが鈍り、免疫力が低下して風邪を引きやすくなります。窓を開け、空気を入れ換え、除湿をかけるようにしましょう。夏風邪にかかってしまったら、脱水にならないように水分を充分に摂り、良質なたんぱく質、炭水化物を中心に食事を取るようにしましょう。
●7月 Ver.02
毎日忙しく仕事や家事に追われ、眉間にしわがよっていませんか。まずは鏡の前でニッコリ笑顔を作ってみませんか。笑ってリラックスすると自律神経の働きが安定します。笑いによって、脳内モルヒネのエンドルフィンが増加し、鎮痛が得られます。笑いで右脳が活性化し、左脳を使う事から来るストレスを和らげる効果があります。笑いは自律神経や脳内伝達物質に好影響を与え、体内のバランスを整え、免疫力をアップさせます。又笑いは自分ばかりでなく周りの人も明るくさせる効果があります。楽しい事をたくさん考え、たくさん笑い、周囲をハッピーに、そして自分も気持ちよく毎日を過ごしましょう。
●7月 Ver.03
食中毒を引き起こす菌が活発になるこの季節、衛生管理がとても大切です。食中毒の予防の基本は~手を洗うこと~です。指先、指の間、手の甲に汚れが残りがちです。石鹸を使って、洗い残しがないように手を洗いましょう。食中毒予防の3大ポイントは①菌を付けない=石鹸を使ってきちんと手を洗いましょう。まな板、包丁は最初だけではなく、肉や魚を切ったあともよく洗いましょう。②菌を増やさない=調理後は、時間が経つほど菌が増えやすくなるので、すぐに食べるようにしましょう。買った食材は、冷蔵庫にしまうなど正しく管理しましょう。③菌をやっつける=きちんと加熱調理をして食べましょう。
●7月 Ver.04
なんとなく疲れが取れない、だるい等、感じていませんか?徐々に気温が上昇するこの時期は、体調を崩しやすい季節です。夜は、早めにゆっくり休む事が大切ですが、早起き、朝ご飯も健康維持に重要です。朝は5~7時くらいに起きると、一日を元気に活動するためのホルモンが脳からたくさん出るので、健康な一日を送ることが出来ます。又、朝ご飯を食べる事で、体温が上がり、血液の流れが良くなり、朝から活発に動けるようになります。規則正しい生活習慣を身につけ、一日を快適に過ごしましょう。Let’s 早寝早起き、朝ご飯!
●7月 Ver.05
いよいよ夏本番ですね。高温多湿の夏は体力の消耗が激しく、胃腸の働きも衰えがちになります。夏バテで「だるい」「疲れやすい」「食欲がない」などの症状はありませんか?
暑いと食欲が落ち、冷たい物やそうめん、ひやむぎなどあっさりとした食べ物ばかり口にしがちですが、肉や魚・野菜が不足すると、体力の消耗を防ぐビタミンB群などの身体に必要な栄養素が不足し、だるさの原因となります。1日3回は御飯やパンといった主食と肉や魚、卵、大豆製品などのタンパク質、さらに野菜や海藻を合わせて食べるとバランスが良くなります。
夏は普段よりも栄養バランスを意識した食事をとり、元気に過ごしましょう。
●7月 Ver.06
朝食を食べましょう!
暑くて食欲がない、時間がないと朝食をおろそかにしていませんか?朝ご飯を食べることによって胃腸の動きが活発となり、体温が上がり体が目覚めます。また脳に栄養が行き届くことで集中力や記憶力がアップします。朝ご飯を食べてエネルギーを補給して一日を元気に過ごしましょう!
●8月 Ver.01
地球温暖化により、年々真夏日や熱帯夜の日数が増加している為、この季節「熱中症」が心配です。子供は地面から近いので照り返しで熱を受けやすく、また老人は身体の予備能力が少ないので特に注意が必要です。日頃から、適度に外を歩き暑さに体を順応させ、こまめに水分と塩分を補給し脱水を予防しましょう。屋外では、帽子や日傘で暑さを避け、襟元を緩めて通気の良い服装をしてすごすようにしましょう。
健康管理をして、楽しい夏をお過ごしください。
●8月 Ver.02
人間の身体は体重の約60~65%が水分で構成されています。この水の働きで栄養の運搬、体温調節などが行われ、健康を維持しています。人間は汗などとして1日に約1L、尿や便として約1.3L水分を排出しています。水分が不足すると脱水や熱中症を、過剰に摂取すると水中毒となり、身体がだるくなったり消化不良を起こします。水分補給の方法としては、一度にたくさん飲むのではなく、1回にコップ1杯(200ml)の水を1日に6~8回飲みましょう。特に朝起床時、スポーツの前後、入浴後、就寝前の水分補給は大切です。スポーツドリンクは、運動をして大量に汗をかいたときに、運動直後に飲みましょう。上手に水分補給をして、暑い夏を乗り切ってください。
●8月 Ver.03
蝉時雨の中、皆様いかがお過ごしでしょうか。暑い日が続きますので、熱中症にならないように注意してください。熱中症とならないためにも、運動は無理をせず、40分に1度くらい休憩をしましょう。水やスポーツドリンクなどでこまめに水分補給をしましょう。 規則正しい生活とゆっくり身体を休めるようにして体調を整えましょう。体調がすぐれない時は運動はお休みしましょう。室内にいても熱中症となることがあります。部屋の風通しをよくしたり、冷房をつけて室温を下げるようにしましょう。
●8月 Ver.04
お天気予報によると、今年も猛暑となりそうです。気温が30℃を超えると、熱中症の危険性が高くなります。熱中症対策として有効なのが、水分を摂ることです。スポーツドリンクの主な成分は甘味やエネルギー源となるショ糖・果糖・ブドウ糖、エネルギー代謝促進のビタミンB群、疲労回復や乳酸菌分解促進のクエン酸・カルシウム・マグネシウム、水分調節のNa・K、その他ビタミンC,ビタミンE,βカロチンなどです。なので、スポーツドリンクをスポーツ時のみならず、日常生活において、飲料水代わりに多量に摂取した場合は、「ペットボトル症候群」という急性糖尿病のリスクが高まります。ですから、飲みすぎると、身体に悪影響を及ぼす事もありますので、適度の量を心がけてくださいね。
●8月 Ver.05
ここ数年の気温上昇に伴い、熱中症の発生率が高くなっています。
熱中症を予防するためには、体調が悪い時は無理をしないことが重要ですが、まず朝食をしっかり摂り、その際に水分を多めに摂りましょう。また活動する前に十分な水分を取り、活動中もこまめに水分を摂りましょう。この時、冷たいスポーツドリンクや麦茶が吸収率が良いでしょう。
もし熱中症になってしまったら、涼しい場所で衣服を緩め、足を少し高くして寝かせ、体を冷やし、水分を補給しましょう。
冷房の効いた部屋で過ごしていると、知らず知らずのうちに体は暑さに弱くなっています。熱中症は暑さに慣れていないと発症しやすいので、注意しましょう。
●8月 Ver.06
暑い夏は、炎天下の屋外とクーラーの効いた室内の温度差がある為に、体温を調節するだけで体力を消耗してしまいます。さらに冷たい物を飲み食いすると胃腸が冷えて消化不良になり、さらに寝苦しい夜は眠りが浅くなる事で疲れが翌日まで残ってしまい「夏バテ」をおこします。ビタミンやミネラルをたくさん含む旬の食材(枝豆、トマト、かぼちゃ、ゴーヤ等)や豚肉を食べて、よく寝て、夏を乗り切りましょう!
●8月 Ver.07
皆さんは毎日朝ご飯を食べていますか?朝ご飯を食べる事は、身体にとって空腹を満たすだけではありません。便通がよくなる、記憶力や集中力が高まるなどのよいことがたくさんあります。朝ご飯をしっかり食べるためには生活のリズムを整える必要があります。夜更かしをしてしまう。夜遅い時間に食事をする。朝は出かけるぎりぎりまで寝ていたい。
朝ご飯は菓子パンや栄養補助食品などで済ませてしまう。午前中は集中できなかったり、身体に力が入らない。このような方は要注意です。寝る時間を30分早めて、朝起きる時間を10分早めてみるなど小さなことから変えてみましょう。Let’s早寝早起き、朝ご飯!朝ご飯を食べて、元気に一日を過ごしましょう。
●9月 Ver.01
朝夕、虫の声が秋めいてきましたね。9月は台風の季節です。昔から、喘息患者様は、「気象予報より正確」といわれています。これはなぜでしょうか?喘息患者様は台風が通過して高気圧が張り出してきた時に、発作が生じやすい傾向にあります。医学的には、まだ解明されていませんが、低気圧となると人間の体は副交感神経が優位となり、気管が収縮しやすい状態となる事と関係があるようです。台風の季節、喘息患者様はストレス、過労、睡眠不足、偏食を避け、規則正しい生活を心がけ、発作を起こさないようにしましょう。また、当クリニックでは10月よりインフルエンザの予防接種を行う予定です。
●9月 Ver.02
最近、家の中でつまづいたり、階段を上がるのに手すりが必要、布団の上げ下ろしが辛いなどの症状はありませんか?加齢のために、筋肉や関節に障害を起こし、介護が必要となる危険性の高い状態を「ロコモティブシンドローム」と呼ぶようになりました。関節の変形、骨粗しょう症、脊柱管狭窄症が基礎疾患として隠れている事がたくさんあります。薬での治療も大切ですが、足腰を丈夫に保つため、日ごろからストレッチ、ウオーキング、ラジオ体操、関節の曲げ伸ばし運動などを積極的に取り入れる様に心がけましょう。秋のひと時、スポーツをしませんか?
●9月 Ver.03
まだまだ日差しが強い毎日ですね。お年を召されると、「目がかすむ」「まるですりガラスを通してみているみたいだ」など、お話をされる方がたくさんいらっしゃいます。このような症状が見られたら、白内障かもしれません。老化と紫外線UVの影響で目の水晶体がにごる事によって白内障は起こります。残念ながら老化を食い止める事は出来ませんが 、紫外線をさえぎる事で白内障の進行を抑えられます。つばの広い帽子とUVカットのサングラスを上手く組み合わせて、目に入る紫外線量を少なくしましょう。最近、紫外線による目の障害は幼い頃からの長年の積み重ねが関係していると言われています。子供の頃から、紫外線を防ぐ工夫を身につけるようにしておきましょう。
●9月 Ver.04
肥満とは、脂肪が多すぎる状態をいいます。脂肪には、皮膚のすぐ下について指でつまむことができる”皮下脂肪”と、腹筋の内側にある内臓の隙間を埋めるようについて外見からはわかりにくい”内臓脂肪”があります。内臓脂肪は、腹囲を測ることで自覚することができます。男性は85cm、女性は90cm以上の場合、内臓脂肪型肥満の危険性があります。又、見た目が小太りで、血圧や血糖値が高く、糖尿病や心筋梗塞などの生活習慣病にかかりやすい人は、内臓脂肪が多いことがわかってきました。運動不足や食べ過ぎなどの生活習慣の影響を受けやすい内臓脂肪は「つきやすく取れやすい」という性質があります。生活習慣が悪いとついてしまいますが、ウォーキングや階段を積極的に利用したり、間食をやめて腹八分目を心掛けたり、毎日のちょっとした工夫で減らすことができます。小太りだからと安心せずに、隠れ肥満や内臓脂肪型肥満に注意しましょう。
●9月 Ver.05
脂質異常症や動脈硬化予防のためにも、食材は日頃から気をつけて選びたいものです。コレステロール値を気にする方には、特に油の種類に注意してください。地中海沿岸の国々では心筋梗塞などの心血管疾患が少ないことから、その食生活が「地中海食」として注目されるようになりました。新鮮なオリーブオイル、野菜、豆類、魚介類を中心にした食事です。オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸はLDL(悪玉)コレステロールを減らす働きがあります。逆に、マーガリン、ショートニング、ファストスプレッドなどはLDLコレステロールを上げます。これらは、洋菓子やスナック菓子、揚げ物類などの加工食品に多く含まれています。手軽に食べられるファーストフードなどの過剰摂取には注意しましょう。
●9月 Ver.06
健康な生活は健全な食生活から始まります。1日3回の食事を規則正しく摂ることが、毎日を元気に過ごすために重要です。規則正しい食事は、消化機能の効率を高め、栄養素を無駄なく体内に取り込むことができます。また、1日のリズムを刻む体内時計は、体温や血圧、血糖値などを調節する大切な役割があります。朝食は、1日のスイッチを入れ、昼食は、消費したエネルギーを補充し、夕食は体を作ります。しっかりとした食習慣と食事の質を意識しましょう。食事以外には、水分補給、睡眠、適度な運動をお忘れなく。
●10月 Ver.01
爽やかな風が通り抜け、秋たけなわとなりましたが、皆様はどんな秋をお過ごしでしょうか?読書?スポーツ?食欲?秋と言えば、梨、ブドウ、栗、松茸。。。。おいしい味覚が目白押しですね。果物には、果糖、食物繊維、水分が多く含まれています。お菓子よりは低カロリーですが、食べすぎは中性脂肪を増やす原因になります。果物の種類にもよりますが、1日200グラム(りんご1個程度)に抑えておきましょう。また昔から「朝の果物は金、昼は銀、夜は銅」と言われている通り、なるべく朝いただくのが最適でしょう。
●10月 Ver.02
食欲の秋ですね。葡萄、りんご、サツマイモ、落花生、くりなどが旬ですね。冬の寒さに備えて、糖分や、脂肪分の多いものが盛りとなります。野菜はビタミンやミネラル類を豊富に含んだ食材です。ビタミンなどの栄養素は加熱すると壊れやすくなりますが、かさを減らして量をたくさん食べたほうが栄養素の摂取量は多くなります。ハウス、促成栽培などの栽培技術が発達し、多くの野菜はいつでも手に入れることが出来ますが、味や栄養は旬のものにはかないません。旬の野菜を取り入れたお料理を心がけましょう。
●10月 Ver.03
読書の秋、スポーツの秋、味覚の秋。皆様、どのような秋をお楽しみでしょうか。栄養をしっかり摂り、適度な運動をすると、丈夫な身体を作る事が出来ます。食事は1日に必要なエネルギー源と栄養バランスを考えながらいただきましょう。
主食:身体を動かすエネルギー源となります。ご飯、パン、麺類
主菜:筋肉、骨、血液など人に身体を作るたんぱく質。肉・魚・卵・大豆
副菜・汁物:体の調子を整えるビタミンを含む食品。野菜、きのこ、海藻
果物・乳製品:不足しがちなカルシウムやビタミン類。
食事で乳製品や果物を取ることが出来ない場合は、間食を利用しましょう。
間食:おにぎり+フルーツ+牛乳やサンドイッチ+フルーツジュース
旬の食材を利用して、バランスを考えながら、楽しい食事をどうぞ。
●10月 Ver.04
秋の長い夜、眠れていますか?睡眠は体と脳を休めるために、なくてはならないものです。脳が深い眠りにつくと分泌される成長ホルモンは、筋肉や骨の成長を助け、疲れを取る働きがあります。人は太陽の光を浴びて動き出し、暗くなったら眠るという体内時計を持っています。眠りに関するメラトニンというホルモンは、朝の光を浴びて14時間程すると脳の中に出てきます。このホルモンの働きによって夜間体温が少しづつ下がり、それが自然な眠りにつながります。より良い睡眠のために、休日でも普段起きる時間より2時間以上遅くならないようにする事。昼寝は30分程度にとどめる事。カフェインを含むコーヒーやお茶などは夕方からは控え、お酒は眠りを浅くするので、寝る前は避けましょう。心と体の健康を保つために、良い睡眠をとるように心がけましょう。
●10月 Ver.05(9月 Ver.05に最後の1文を追加したもの)
脂質異常症や動脈硬化予防のためにも、食材は日頃から気をつけて選びたいものです。コレステロール値を気にする方には、特に油の種類に注意してください。地中海沿岸の国々では心筋梗塞などの心血管疾患が少ないことから、その食生活が「地中海食」として注目されるようになりました。新鮮なオリーブオイル、野菜、豆類、魚介類を中心にした食事です。オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸はLDL(悪玉)コレステロールを減らす働きがあります。逆に、マーガリン、ショートニング、ファストスプレッドなどはLDLコレステロールを上げます。これらは、洋菓子やスナック菓子、揚げ物類などの加工食品に多く含まれています。手軽に食べられるファーストフードなどの過剰摂取には注意しましょう。食欲の秋、食べ過ぎに注意して、腹七分目を心がけましょう。
●10月 Ver.06
スポーツの秋ですね。長時間のデスクワークや、不安や緊張で生じるストレスで肩こりはおきます。そんな時は、椅子に座ってできるストレッチをどうぞ。縮んで固くなった筋肉をしっかり伸ばすことで、筋肉がほぐれます。少し疲れたなと思ったら、ぜひお試しください。
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●11月 Ver.01
初冬から春先はインフルエンザの流行する季節です。インフルエンザにかかった人が、咳やくしゃみをする事でインフルエンザウイルスが空気中に広がり、それを吸い込み感染します。典型的なインフルエンザの症状は、突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などで、喉の痛み、咳、鼻水なども見られます。普通の風邪に比べて全身症状が強いのが特徴です。
予防の基本は、流行前に予防接種を受ける事です。予防注射を受けてからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでには2週間程度かかり、効果が持続する期間は5ヶ月とされています。13歳未満のお子様は2~4週あけて2回接種をした方が望ましいです。12月中旬までにワクチン接種を済ませましょう。特に糖尿病、心臓、腎臓、呼吸器などに病気をお持ちの方や65歳以上の方は肺炎や、気管支炎などを合併しやすいため、予防接種を受けるようお勧めします。
なお、今年のインフルエンザワクチンは、4価ワクチン(A型2種類、B型2種類)となっています。昨年度よりもB型ワクチンが1種類増えています。
●11月 Ver.02
頭痛は、偏頭痛や肩こりなどを原因とするものから、命を脅かす脳卒中(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血など)によって生じることがほとんどです。脳卒中は前兆が乏しく突然症状が現れます。発作の瞬間は殴られたような激痛に襲われたり、ろれつが回らない、手足の力が入りにくいなどの症状が出現します。このような脳卒中にならないためには悪玉コレステロールや中性脂肪、糖尿病、高血圧など生活習慣病に気をつけたり、場合によってはMRIやMRAで脳や血管の状態を評価することも大切です。脳卒中から身を守るためには、症状が出てからでは手遅れです。日頃から正しい生活習慣を身につけるようにしましょう。
●11月 Ver.03
骨粗しょう症とは、骨が弱って折れやすい状態になることです。現在日本には1500万人以上の患者様がいて、国民の10人に1人以上、50歳を過ぎると4人に1人以上がこの病気を抱えているといわれています。体格、栄養、生活スタイル、閉経に伴う女性ホルモンの低下、過度の飲酒、喫煙習慣、運動不足、加齢、遺伝などが原因とされています。骨の健康を維持するために、まず骨の材料となるカルシウム(牛乳など乳製品、骨ごと食べられる小魚、大豆製品),吸収を助けるビタミンD(青魚、きのこ類)、ビタミンK(緑黄色野菜、ヨーグルト、納豆などの発酵食品)、骨の成分であるコラーゲンを作るたんぱく質(肉、魚、卵、大豆製品)、ビタミンC(果物、野菜)を十分に摂取することが大切です。栄養バランスの良い食事を心がけることで、骨の健康を守り、骨粗しょう症の予防をしましょう。
●11月 Ver.04
朝、太陽の光を浴び、また朝食を摂る事で体内時計がリセットされ、新しい一日が始まります。では、朝食を抜くとどうなるか?脳のエネルギー源が不足して低血糖状態となり、脳の活動性が低下してしまいます。朝食は心身の活動に必要なエネルギーです。糖質だけをとればよいのではなく、タンパク質や脂質、ビタミン、ミネラル等をバランスよく一緒にとることが重要です。ちょっとだけ早起きして朝食を食べて、快適な一日を過ごしてください。
●12月 Ver.01
一年はあっという間に終わりに近づき、もう師走。大人に摂っては忘年会、子供にとってはサンタクロースのやってくる楽しい季節ですね。ついつい楽しくなって、アルコール類を飲みすぎる事はありませんか?アルコールは度数が高いほど、高カロリーです。例えば、ビール中ジョッキ、日本酒、焼酎を1杯飲めば、約200キロカロリーとなり、これはご飯お茶碗一杯分、ウオーキング1時間分に匹敵します。おまけに、チーズ、鶏のから揚げ、フライドポテトなどを食べれば、さらに高カロリーとなり、確実に皮下脂肪増加となります。後々後悔しない為にも、お酒の飲みすぎには、くれぐれもご注意ください。
それでは、良いお年をお迎えください。
●12月 Ver.02
朝夕の冷え込みが厳しくなり、風邪の季節がやってきました。風邪を予防するには、外から帰ったら、手洗いうがいをしましょう。十分な睡眠をとって、疲れを溜めないようにしましょう。外で適度に運動をしましょう。栄養バランスのとれた食事をしましょう。部屋の空気を入れ替えましょう。これから冬休み、クリスマス、お正月と楽しい行事が一杯詰まった季節です。皆様、年始年末を元気に過ごせますように。
●12月 Ver.03
寒さが厳しくなってきました。年始年末は運動不足で太りやすくなる上に、飲酒や塩分摂取の機会が増えるため、血圧が上がりやすく血栓ができやすくなる傾向があります。又、寒さで体温の発散を防ごうとして血管が収縮し、血圧が上がりやすくなる傾向があります。こんな季節は心臓病や脳卒中などの病気に気をつけましょう。心臓、血管に負担がかかる冬は、血圧の急激な上昇に注意が必要です。外出時には急に冷えないようにしっかりと防寒対策をしましょう。特に朝は血圧が上がり始める時間帯です。家の中でも脱衣所やトイレ等を暖めておき、寒暖の差を作らないことが大切です。飲酒は適量を守り、食べ過ぎて太らないように気をつけてくださいね。